1. 他人の商標登録に注意
商標を登録するためには、特許庁による審査をクリアする必要があります。
審査で引っかかる理由として最も多いのが、「すでに出願・登録されている他人の商標と類似するため、登録が認められない」というものです。
商標は出願後に、出願した文字やロゴを一切変更することができないため、出願前の調査が重要になります。
事前調査で微妙な類似商標が見つかった場合、ロゴのデザインを工夫したり、ブランド名を少し変えることで登録に導くことも可能ですので、必ず調査は行った方がよいです。
2. 指定する区分に注意
商標を出願する際には、「その商標をどの商品・サービスに使用するか」を指定する必要があります。
Amazonブランド登録を目的に商標を登録する場合には、実際に取り扱う商品に対応した区分を選択する必要があります。
また、区分を選ぶだけでなく、出願の際にはさらに細かく「指定商品・サービス」を指定する必要もあります。
自分がすでに販売している商品を選ぶだけでなく、将来的に販売したい商品や、当面販売はしなさそうだけど第三者の使用は防ぎたい商品も指定できますので、よく考えて選択することが大切です。
3. 登録を急ぐなら早期審査
商標を出願した場合、通常では約8ヶ月審査期間がかかります。
しかし、「早期審査」の要件を満たせば、審査期間が約2ヶ月に短縮可能です。
早期審査の要件の一つとして、すでに出願商標の使用を開始している必要があります。この「使用」とは、Amazon上で商標を表示して既に販売していることでも足りますので、Amazonセラーの方は比較的使いやすい制度になります。
先行商標の調査や、適切な区分の選択、また早期審査の申請など専門的な点も多く、知財のプロフェッショナルである弁理士に依頼されるのが確実です。
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